派遣会社から正社員になる方法は二つほどあります。
派遣会社の正社員になる
一つは派遣会社そのものでの正社員になるというものです。
派遣会社に所属している場合も、正社員という労働契約や契約社員という契約のしかたもありますし、場合によると仕事があった場合にのみ、派遣先へ出向くということもあり得ます。
これらのケースでも正社員になるというのは、雇用関係が安定するので、生活上も大きなメリットになるのです。
派遣先の会社で正社員になる
もう一つは、派遣先会社の正社員になるということがあります。
これは現在の法律の縛りもあって、長い間同じ派遣先へ出向いている人については、雇用を促進するという制度があるからのことになります。
これらも一定の期間継続して派遣されるという前提があり、派遣先が何らかの理由で、交替などを要求すると実現が難しくなることもあります。
もちろん、法律で一定のことは守られますが、現実問題としてはいろいろな知恵と努力で、勝ち取らなければならないのです。
派遣先で正社員になるために必要な事とは
そこでどうしたらいいかということですが、まずは仕事ができる人という評価をきっちりとしてもらうようにすることです。
正確な事務処理、納期の厳守、ケアレスミスの撲滅などの基礎実務に加え、問題解決力とか、応用力、代替案作成力、アイディア豊富性など、頼りになるビジネスパーソンになるのが前提となります。
そのためには自己啓発を怠ることなく、幅広い知識と見識を身に付けることです。
その次は何といっても人間関係ですから、特に同じ職場の人たちとは良好な関係を保つ必要があります。
人間関係は口で言うのは易しいですが、実際面では難しいので、職場の人たちの人となりをしっかりつかみ対処することです。
人にはそれぞれ長所短所や癖あるいは関心事項などがあり、皆違っているのでこれを把握します。
そして自分自身のこともしっかりと点検し、反省すべきところは反省し、改めるべきところは改めるということを日頃から行い、努力しているところを理解してもらうことが重要になります。
仕事面と人間面の両方が成長すれば、正社員の道は自ずと拓けます。